龍雲寺(浜田市)概要: 海蔵山龍雲寺は島根県浜田市三隅町芦谷に境内を構えている曹洞宗の寺院です。龍雲寺の創建は永徳2年(1382)、当時の三隅城の城主三隅信兼が無端祖環(大本山総持寺七世)を招いて開山し三隅家代々の菩提寺としたのが始まりと伝えられています。
寺宝が多く紙本墨書大般若経が島根県指定文化財に、木造阿弥陀如来坐像、伝空海筆十三佛画幅、紺紙金泥金剛経が浜田市指定文化財にそれぞれ指定されています。
又、龍雲寺本堂は浜田藩主松平家菩提寺である長安院の本堂を移築したものと伝えられています(天保3年:1832年に浜田藩の御用廻船問屋会津屋八右衛門は藩の財政を助ける為海外貿易を行い死罪となり、藩主松平康任は棚倉藩:現在の福島県棚倉町に移封となり、長安院は衰微しました)。山号:海蔵山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。
龍雲寺山門は切妻、桟瓦葺き(鯱付き)、三間一戸、桁行3間、梁間2間、八脚楼門、高欄付き。龍雲寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、正面1間軒唐破風向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、天井絵は狩野法眼惟信作の「八方睨の一疋大竜」、内陣には本尊となる釈迦如来像が安置されています。
龍雲寺:上空画像
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