安養寺(大田市)概要: 仙頂山安養寺は島根県大田市大森町に境内を構えている浄土真宗本願寺派の寺院です。安養寺の創建は不詳ですが、当初は仙ノ山の山頂に境内があり天台宗の寺院でした。
16世紀に入った大永3年(1523)に浄土真宗に改宗、戦国時代の石山合戦では当時の住職法祐が信徒18人と共に石山寺本願寺に参戦し功労として親鸞上人や顕如上人縁の品々を賜っています。寛政年間(1789〜1801年)に現在地に移り特に石見銀山で働く労働者から信仰され寺運も隆盛しています。
現在の安養寺本堂の一部はその当時のものとされ木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、平入、桁行8間、正面1間向拝付、外壁は真壁造白漆喰仕上、内部の内陣や扉等には建立の際の年号や寄進者などの名称が残され貴重な資料とされています。
境内に建立されている経堂は土造、宝形造、桟瓦葺、正面扉上部には見事な竜の鏝絵が施され内部には六角経蔵が設置され御経が奉納されています。山号:仙頂山。宗派:浄土真宗本願寺派。本尊:阿弥陀如来。
安養寺:上空画像
|