大森地区: 勝源寺

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概要・歴史・観光・見所

勝源寺(大森地区)概要: 即応山勝源寺は島根県大田市大森町に境内を構えている浄土宗の寺院です。勝源寺の創建は元和から寛永年間(1615〜1645年)、2代奉行竹村丹後守道清が日誉上人を招いて開山したのが始まりと伝えられています。

以来、歴代奉行、代官の菩提寺として庇護され大森地区にあった寺院の中でも筆頭格となりました。徳川家康が死去すると道清は日光東照宮(栃木県日光市)から家康の分霊を勧請し境内背後の高台に東照宮を建立しました(東照宮内部には初代将軍徳川家康から11代徳川家斉までの位牌が安置されています。)。歴代奉行、代官は毎年東照宮に参拝するのが通例となり益々寺運が隆盛します。

勝源寺山門は明和9年(1772)に建立されたもので入母屋、桟瓦葺、一間一戸、四脚楼門形式、上層部桁行3間、梁間2間、外壁は柱のみの吹き放し、四周高欄付き、山門に施された阿吽の獅子は別名「水飲みの龍」と称され、毎夜のように水を飲みに寺を抜け出す事から眼に釘を打たれたと伝えられています。

勝源寺本堂は元治元年(1864)から慶応2年(1866)に再建されたもので木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺、平入、桁行12.30m、梁間13.42m、外壁は真壁造白漆喰仕上、内部の内陣には本尊となる阿弥陀如来像が安置されています。

山門(楼門)、本堂共に江戸時代に建てられた寺院建築の遺構として貴重な事から山門(楼門)は昭和48年(1973)、本堂は平成3年(1991)にそれぞれ大田市指定文化財に指定されています。

勝源寺境内には歴代代官、奉行の墓標(2代奉行:竹村丹後守道清・15代目代官:鈴木八右衛門重政・30代目代官:関忠大夫勝栄・33代目代官:會田伊右衛門資敏・43代目代官:前澤藤十郎光貞・54代目代官:森八左衛門信任)や石造隠れキリシタン地蔵(寛文8年:1668年奉納)、マリア観音像などがあり石見銀山の歴史の一端を見る事が出来ます。山号:即応山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。

勝源寺の文化財
・ 奉行・代官墓所−島根県指定史跡
・ 本堂−元治元年〜慶応2年−大田市指定文化財
・ 山門−明和9年(1772)−大田市指定文化財
・ 東照宮−元禄16年(1703)−大田市指定文化財
・ 家康並びに十六将像-文政6年(1823)、安部光格作-大田市指定文化財

勝源寺:上空画像

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-大田市教育委員会


勝源寺:ストリートビュー

勝源寺:写真

勝源寺
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