暁音寺(益田市)概要: 五更山暁音寺は島根県益田市七尾町に境内を構えている浄土宗の寺院です。暁音寺の創建は天文2年(1545)に開かれたのが始まりとされ、慶長6年(1601)に現在地に境内を移しています。
暁音寺山門は安永9年(1780)に建立したと伝わる建物で、切妻、桟瓦葺(鯱付)、一間一戸、四脚門、袖壁付。鐘楼は文化2年(1805)に建立したと伝わる建物で入母屋、桟瓦葺、桁行1間、梁間1間、袴腰付、上層部には高欄を廻し複雑な組物を有しています。暁音寺の山門、鐘楼は江戸時代後期の寺院建築の遺構として貴重なことから平成9年(1997)に益田市指定文化財に指定されています。
暁音寺本尊の阿弥陀如来像は鎌倉時代(13世紀中ごろ)に製作されたもので像高3尺、貴重な事から平成21年(2009)に鳥取県指定文化財に指定されています。
境内前面の道は七尾城へ向う軍事的に重要な場所だったことから当時は枡形状(鍵曲がり)になっていましたが近年の道路拡幅工事により明確な形状が失われました。山号:五更山。宗派:浄土宗。本尊:阿弥陀如来。
暁音寺:上空画像
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