神原神社古墳(雲南市)概要: 神原神社古墳は古墳時代前期に築造された大型方墳で、山陰地方最も早く造られたとされています。規模は横幅29m、縦幅25m、高さ5m以上、石室は内法で長さ5.8m、幅1m、高さ1.4m。副葬品として三角縁神獣鏡(景初3年:239年)や様々鉄剣や太刀、鍬などの金属製品が発見されています。
特に三角縁神獣鏡は邪馬台国の女王卑弥呼が魏の国から授かった銅鏡と同型と推定され、邪馬台国と同地域との関係性が強かったと思われます(ただし、三角縁神獣鏡は中国で発見されていない事から日本国内で生産されたとの説があります)。
昭和47年(1972)に赤川の河川工事の際、古墳は破壊され、神原神社の境内に石室が復元、三角縁神獣鏡などの副葬品は大変貴重な事から昭和56年(1981)に国指定重要文化財(美術品)に指定されています。
神原神社古墳:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-島根県教育委員会・加茂町教育委員会
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