雲南市: 禅定寺

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概要・歴史・観光・見所
禅定寺(雲南市)概要: 慶向山禅定寺は島根県雲南市三刀屋町乙加宮に境内を構えている天台宗の寺院です。禅定寺の創建は平安時代初期の天平年間(729〜748年)、聖武天皇の勅願により行基菩薩により開かれたのが始まりと伝えられています。天皇の勅願寺として寺運が隆盛し最盛期には多くの寺領を有し僧兵も擁していたと伝えられています。中国札所第二十四番(札所本尊:聖観世音菩薩・御詠歌:よろずごと よきを定むる 寺なれば まいる心のすえはたのもし)、出雲札所第十番。山号:慶向山。宗派:天台宗。本尊:聖観世音菩薩。

禅定寺本尊である木造聖観音立像は平安時代に制作されたもので、像高228cm、一木造、出雲様式、大変貴重な事から平成17年(2005)に国指定重要文化財に指定されています。禅定寺は寺宝が多く藤原時代(10〜11世紀)に製作された木造阿弥陀如来坐像は像高135cm、一木造、貴重な事から昭和35年(1960)に、同じく平安時代に制作された木造観音菩薩立像と木造勢至菩薩立像が昭和49年(1974)に島根県指定文化財に指定されています。平安時代に制作された天部形立像(3躯)が貴重な事から平成7年(1995)に雲南市指定文化財にそれぞれ指定されています。

禅定寺本堂は宝暦8年(1758)に再建されたもので宝形造、銅板葺、桁行3間、梁間3間、正面1間軒唐破風向拝付、外壁は真壁造り板張り、江戸時代中期の寺院本堂建築の遺構として貴重な事から昭和63年(1988)に雲南市指定文化財に指定されています。総門(仁王門)は入母屋、銅板葺き、三間一戸、八脚単層門、外壁は真壁造り板張り、中央には「慶向山」の山号額が掲げられています。禅定寺山門は入母屋、銅板葺き、一間一戸、四脚楼門、上層部四方高欄付き。

禅定寺:上空画像


禅定寺:ストリートビュー

禅定寺:写真

禅定寺
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