立久恵峡(出雲市)概要: 立久恵峡は海底の火山活動により噴出した安山岩質集塊岩を神戸川とそれに吹き付ける風が長い年月をかけて浸食して形成した渓谷で、全長2キロにわたり断崖絶壁と奇岩怪石が多数見られます。
奇岩怪石として天柱峯、天然仏、お経岩、けさがけ岩、屏風岩、猿岩、ろうそく岩、もみじ岩、烏帽子岩、神亀岩、天狗岩などが点在し四季折々の景観を作り出しています。
又、立久恵峡は信仰の対象にもなり最盛期には「出雲の立久恵」として境内には七堂伽藍が建ち、24の僧坊が甍を並べたと伝えられ現在も五百羅漢や霊光寺などにその名残が見られます。
立久恵峡周辺にはイワヒバ、セキコクなどの珍しい植生も見られ昭和2年(1927)に国指定名勝及び天然記念物に昭和39年(1964)に島根県自然公園にそれぞれ指定されています。
立久恵峡:上空画像
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