おかげの井戸(美保関)概要: 当時、大旱魃がおこり全ての井戸が枯れてしまった為、美保神社の宮司が雨乞いの祈祷をしたところ、美保大明神の御告げがありました。そこで北前船の船頭や船主、廻船問屋から浄財を募り、御告げがあった場所を掘り進んでみると滾々と水が湧き出てきました。住民はこの井戸水で命が救われ「おかげの井戸」と呼び信仰の対象となったと伝えられています。現在のおかげの井戸は文久元年(1861)に整備されたもので、上屋は切妻、桟瓦葺き、外壁は柱のみの吹き放し、面積2.7u、井戸は円筒形、深さ約3.8m、石板を八角形に敷きならべています。おかげの井戸は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成19年(2007)に国登録有形文化財に登録されています。
おかげの井戸:上空画像
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