石見畳ヶ浦(浜田市)概要: 石見畳ヶ浦は第3紀中期中新世(約1600万年前)に形成された砂岩層が日本海の荒波の侵食と海床の隆起によって創り上げられました。
石見畳ヶ浦は高さ約25mの海食崖と広さは約49000uの海床によって構成され千畳敷やノジュール(団塊)、海食洞(賽の河原洞窟)、馬の背などが見られ、海上には犬島や猫島、小島、大島などの小島が浮かんでいます。
古くから景勝地として知られ文化14年(1817)に編纂された文献で紹介され弘化2年(1845)に製作された浦絵図にも石見畳ヶ浦が描かれています。
明治5年(1872)の浜田地震により海床が隆起しほぼ現在に見られる景観となり浜田市内随一の景勝地として名を馳せています。
石見畳ヶ浦は昭和7年(1932)に国指定記念物に指定され、昭和12年(1937)に浜田海岸県立自然公園、平成13年(2001)に、かおり風景100選(環境省選定)に選定されています。
石見畳ヶ浦:上空画像
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