勝日高守神社(安来市)概要: 勝日高守神社は島根県安来市広瀬町富田(旧月山富田城の城内)に鎮座している神社です。勝日高守神社の創建は欽明天皇31年(570)に大国主命の分霊を勧請されたのが始まりとされます。
天平5年(733)に編纂された出雲国風土記には加豆比乃高社と記されるなど古くから信仰されてきました。保元年間(1156〜1159年)、藤原景清(平家の武将)が月山富田城を築くと城の鎮守社として崇敬庇護され、特に戦国時代に富田城の城主となった尼子氏からは篤く信仰したと伝えられています。
富田八幡宮の境内社勝日神社は、勝日高守神社の里宮とされ、伝承によると藤原景清が富田城を築いた際、元々鎮座していた勝日高守神社の境内を汚すのを嫌い、白羽の矢を放ち刺さった場所を霊地として社殿を造営し里宮としたと伝えられています。勝日高守神社本殿は一間社大社造、銅板葺、切妻、妻入、外壁は真壁造り板張り、四方浜縁、高欄付き。祭神:大己貴幸魂神。配祀:月夜見神。
勝日高守神社:上空画像
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