住吉神社(益田市)概要: 住吉神社は島根県益田市七尾町に鎮座している神社です。 住吉神社の創建は不詳ですが益田氏の祖とされる御神本氏が、崇敬社として当初の本拠である上府御神本(島根県浜田市上府町)に奉祭していた神社です。御神本氏4代当主である兼高は石見国で唯一源頼朝に従い、一ノ谷の戦いや壇ノ浦の戦いなどの源平合戦に参陣し大功を挙げた事から石見国第一の豪族の地位を確立、建久3年(1192)に当地に本拠を移し七尾城(国指定史跡)を築いた際、城の鎮守社として住吉神社が益田に遷座され、益田兼高により現在地に遷座しました。以来、歴代七尾城主である益田家から崇敬庇護されました。
慶長5年(1600)、関が原の戦いで当時の城主益田元祥は主家である毛利氏と共に西軍に属した為、領地を大幅に削られ長門阿武郡須佐に移ることになり七尾城は廃城になります。その後は周辺住民の守護神として信仰され昭和49年(1974)には浄財により社殿が改築されています。
住吉神社随神門(神社山門)は入母屋、桟瓦葺、三間一戸、八脚単層門、外壁は朱塗り。住吉神社拝殿は切妻、桟瓦葺、平入、正面3間向拝付。本殿は三間社流造、銅板葺、正面1間軒唐破風向拝付、外壁は真壁造り板張り、三方浜縁、高欄、脇障子付。御祭神:底筒男命、中筒男命、表筒男命、息長足姫命(神功皇后)。
住吉神社:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(御神徳記)-住吉神社
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