稲佐海岸(出雲市)概要: 稲佐海岸は島根県出雲市大社町杵築北に位置する海岸です。天平5年(733)に編纂された出雲国風土記によると八束水臣津野命(大国主?)は領土拡大の為、佐比売山(島根県・三瓶山)と火神岳(鳥取県・大山)に綱をかけ、様々な国を引き寄せ島根半島を形成したと記されています。
古事記や日本書紀では出雲国の国主である大国主神と高天原から下った建御雷命が国譲りの交渉を行った場所とされ、稲佐海岸に隣接した民家には国譲り岩と呼ばれる屏風岩があります。
又、旧暦の10月10日に出雲大社に集まる八百万の神々が上陸する浜と云われ出雲地方では10月のことを神在月(他の地域では神無月)と呼ばれています。稲佐海岸は貴重な事から平成8年(1996)に名称「稲佐の浜」として大日本水産会などで作る選定委員会による日本の渚百選に選定されています。
稲佐海岸:上空画像
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