北島国造家(出雲市)概要: 北島国造家は元出雲国造だった出雲氏を祖とする家柄で、国造の任を解かれると出雲大社の祭祀を司る社家として子孫が世襲しています。
当時は一子相伝として代々受け継がれてきましたが康永年間(1342〜1345年)、第55代国造家を継いだ三郎清孝が病弱だった為、その後継争いで五郎孝宗と六郎貞孝が争い、守護代の吉田厳覚の裁定により孝宗が千家国造家、貞孝が北島国造家として祭祀は両家平等に行うようになりました。明治時代以降は北島家は出雲教とそれぞれ宗教法人を主宰しています。
屋敷内には大門や庭園、旧社家竹下邸、命主社、御神殿、御三社、天満宮、天神社などがあり、特に四脚門は寛文年間(1661〜1673年)に造替になったもので、切妻、檜皮葺、一間一戸、出雲大社境内の中で最古の建物として貴重な事から昭和43年(1968)に島根県指定文化財に指定されています。
北島国造家:上空画像
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