出雲市: 須佐神社

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概要・歴史・観光・見所
須佐神社(出雲市)概要: 須佐神社の創建は不詳ですが天平5年(733)に編纂された出雲国風土記によると須佐之男命が最後に開発した土地で自ら「須佐」と命名し、御魂を鎮めたと記されています。当初は宮尾山に鎮座していたとされますが天長年間(824〜834年)に現在地に遷座したとされ、延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳には式内社として記載されました。一方、神官を歴任した須佐氏の家伝によると、須佐氏の祖神である須佐之男命の御霊を当地に勧請し奉祭したのが当社とされ、成務天皇30年(西暦160年)に国造の称号を賜り、代々「国造太郎」、「出雲次郎」を名乗り祭祀を担ったと伝えられています(永享6年:1434年以降は出雲国造家に遠慮し「出」の字を削除しました)。須佐之男命の終焉の聖地として古くから信仰の対象となり歴代朝廷や領主が崇敬庇護し社領の寄進や社殿の造営が繰り返され、特に往時は本殿が桁行4間、梁間4間の大型建築だった事が伝えられています。室町時代初期には「十三所御社」、室町時代後期には「十三所大明神」、江戸時代は「須佐大宮」と称していましたが明治時代初頭に発令された神仏分離令により社号を「須佐神社」に改め明治5年(1872)に郷社、明治6年(1873)に県社、明治32年(1899)に国幣小社に列し太平洋戦後は別表神社に列格しています。出雲國神仏霊場第十八番。祭神は須佐之男命、配祀は稲田姫命、手摩槌命、足摩槌命。

現在の須佐神社本殿は天文23年(1554)に尼子晴久が願主となり高橋(本庄)常光が普請奉行として建てられたもので大社造、切妻、妻入、栩葺、桁行2間、梁間2間、高さ7間、軍事費が嵩んだ為に往時の規模から縮小されています。須佐神社本殿は室町時代に建てられた古建築物で典型的な大社造本殿建築の遺構として貴重な存在で昭和41年(1966)に島根県重要文化財に指定されています。社宝である兵庫鎖太刀は鎌倉時代に製作され天文23年(1554)に尼子晴久が奉納したもので大正元年(1912)に国指定重要文化財に指定されています。舞楽面「納曽利」は室町時代に春日により製作され8代将軍足利義政が奉納したと伝えられるもので昭和47年(1972)に島根県指定文化財に指定されています。黒韋威鎧残欠は南北時代に製作されたもので平成17年(2005)に島根県指定文化財に指定されています。毎年8月15日の切明神事に奉納される「須佐神社の念仏踊」は古式を伝える貴重な行事である事から昭和36年(1961)に島根県指定無形民俗文化財に指定されています。随神門(神社山門)は切妻、鉄板葺、三間一戸、八脚単層門、豊磐間戸神と櫛磐間戸神が安置されています。拝殿は入母屋、銅板葺、平入、桁行6間、梁間3間、正面1間向拝付。

須佐の七不思議
1:塩ノ井−須佐之男命が縁の水。稲佐の浜と繋がり、潮の満ち引きで水位が変わる。
2:落葉の槇−櫛名田比売命が出産の際に利用。槇葉の縁に松葉で刺したような穴。
3:影無桜−往時は大木で、その影は隠岐国まで届き、農作物に被害を与えたという。
4:星滑−中山の嶺の岩石の白い斑点が多ければ豊作、少なければ不作。
5:雨壺−雨壺と呼ばれる大岩の穴をかき回すと大洪水になると伝えられる。
6:相生の松−一本で男松と女松の両肌をもつ松(現在は枯れた)。
7:神馬−奉納された神馬は悪い事を事前に予知する事が出来たと伝えられる。

須佐神社
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