馬木不動尊(出雲市)概要: 馬木不動尊(光明寺)は島根県出雲市馬木町に境内を構えている日蓮宗の寺院です。馬木不動尊(光明寺)の創建は不詳ですが天平5年(733)に編纂された「出雲国風土記」で記載されている新造院が前身とも云われています。
寛永8年(1631)、顕妙院日伝が再興し日蓮宗に改宗しています。江戸時代に入ると歴代松江藩主松平家の祈願所として庇護され寺運も隆盛します。
又、馬木不動尊(像高157cm、一木造)は天平年間(729〜749年)、行基菩薩が1本の霊木から3体の不動明王像を彫り込んだ1体とされ目黒不動尊(東京都目黒区)、成田山不動尊(千葉県成田市)と共に日本三体不動明王の1つとされています。
光明寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行5間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、正面左右に花頭窓。不動堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行4間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、内部には馬木不動尊が祭られています。
境内に安置されている水かけ不動尊は水をかけると御利益があるとして信仰の対象となっています。宗派:日蓮宗。本尊:不動明王。
馬木不動尊(光明寺):上空画像
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