武家屋敷(松江市)概要: 松江城を築城の際、宇賀山を開削し武家町を町割りしをし塩見縄手と呼ばれました。昭和48年(1973)には松江市伝統美観保存条例が施行、昭和61年(1986)には副題「塩見家栄進の記念道」として日本の道100選に選定、平成19年(2007)には景観法及び都市計画法による「景観地区」に制定され現在でも数軒の武家屋敷が当時の雰囲気を伝えています。
当武家屋敷は江戸時代に中級武士の邸宅として建てられたもので、長屋門は切妻、桟瓦葺き、正面大壁造り、側面真壁造り、白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り、武者窓付、内部は向かって左側が厩、表門を挟んで左側には中門部屋が3室連続して配されています。
主屋は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、内部は式台付玄関、内玄関、次の間、家族部屋、奥方居間、茶室、仏間、湯殿、味噌部屋、竃、雪隠などで構成されています。
武家屋敷は貴重な事から昭和45年(1970)に松江市指定文化財に指定されています。
武家屋敷:上空画像
長屋門を簡単に説明した動画
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