小泉八雲旧居(松江市)概要: 小泉八雲旧居は江戸時代後期に建てられたと推定される建物で、元々は松江藩の武家屋敷でした。
明治時代には士族である根岸家が所有していましたが小泉八雲と当時の当主干夫の長男磐井が知己だったこともあり明治24年(1891)5月から11月までの6ヶ月間、妻セツと共に新婚生活を過ごしました。
八雲が著した「知られぬ日本の面影」第十六章「日本の庭」はこの屋敷の中庭を書いたもので、八雲の部屋の3方が庭園に面しています。
泉八雲旧居主屋は木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、平入、桁行8間半、梁間5間半、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、玄関の西に4帖の部屋、その北に9帖敷の居間兼客室、さらに6帖の書斎が配されていました。表門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、左右には土塀が続いています。
小泉八雲旧居は大変貴重な事から昭和15年(1940)に国指定史跡に指定されています。
小泉八雲旧居:上空画像
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