出雲国山代郷遺跡群(松江市)概要: 当遺跡は天平5年(733)に編纂された出雲国風土記で意宇郡家から西北3里120歩の位置で設置された山代郷正倉跡とされます。発掘調査の結果、東西1町(東西100m・南北150m)余りの敷地内に4棟の倉庫とそれに付属する3棟の建物など26棟の掘立柱建物跡が等間隔で発見されており、計画的に建物が配置されていたと思われます。又、敷地に隣接して当時の豪族日置君目烈が氏寺として建立した新造院があり、あわせて大変貴重な事から名称「出雲国山代郷遺跡群」として昭和55年(1980)に国指定史跡に指定されています。
出雲国山代郷遺跡群:上空画像
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