松江市： 岩屋後古墳

岩屋後古墳（松江市）概要：　岩屋後古墳は島根県松江市大草町に位置する古墳で６世紀後半に築造されたと推定されています。破壊により土盛の大部分と石室の羨道、前室部が消失しましたが、現在残されている奥室から推定すると島根県最大規模の石棺式石室を有していたと思われます。

奥室の天井石は平入四様式の家形に加工され主に出雲国東部に分布する石棺式石室の典型とされ、副葬品は盗難されているものの、明治時代に発見された人物埴輪や近年発見された円筒埴輪、須恵器等から、埋葬者はかなりの権力者だったと推定されています。

岩屋後古墳は貴重な事から昭和４５年（１９７０）に島根県指定史跡に指定されています。

【 参考：文献等 】 ・ 現地案内板-島根県教育委員会