善光寺(松江市)概要: 一碕山善光寺は島根県松江市浜乃木1丁目に境内を構えている時宗の寺院です。善光寺の創建は13世紀初頭、佐々木高綱が開いたのが始まりと伝えられています。
本尊の阿弥陀如来像は元々源頼朝の守本尊でしたが正治元年(1199)、頼朝が死去すると盗難にあいました。それを憂いた高綱が頼朝の菩提と尊像の発見の祈願の為、信濃善光寺(長野県長野市)に修行に入ると、霊夢の御告げにより鎌倉の比企谷に尊像があることが告げられました。尊像を得た高綱は旧領である出雲国に行脚し善光寺を建立し安置したそうです。
本尊の銅造阿弥陀如来立像は鎌倉時代初期に制作されたもので像高53cm、光背高さ69cm、善光寺如来像の中でも古様なことから大変貴重な存在で昭和39年(1964)に国指定重要文化財に指定されています。
善光寺山門は切妻、桟瓦葺き、一間一戸、薬医門。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、内部の内陣には本尊となる銅造阿弥陀如来立像が安置されています。山号:一碕山。宗派:時宗。本尊:阿弥陀如来。
善光寺:上空画像
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