法吉神社(松江市)概要: 法吉神社は島根県松江市法吉町に鎮座する神社です。法吉神社の創建は白鳳年間に勧請されたのが始まりとされ、天平5年(733)に編纂された出雲国風土記によると宇武加比売命(蛤貝比売)が法吉鳥(鶯)に姿を変えこの地に飛んできて鎮座したと記されています。
延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳にも式内社として記載され古くから信仰されました。当初は鶯谷(背後に宇武加比売命の墳墓とされる方墳があります。)に鎮座していましたが室町時代末期の永禄年間(1558〜1570年)に現在地に遷座しました。
法吉神社は古くから神仏習合し江戸時代には大森大明神や大森明神などと呼ばれていましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され、明治5年(1872)に郷社に列し、昭和56年(1981)に島根県特別神社に指定されています。
法吉神社拝殿は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行4間、梁間2間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り板張り。法吉神社本殿は切妻、檜皮葺、妻入、間口1間、奥行き1間、外壁は真壁造り板張り、四方浜縁、高欄付き、大社造。祭神:宇武加比比売命。配神:天児屋根命、天太玉命。
法吉神社:上空画像
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