松江市: 華蔵寺

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概要・歴史・観光・見所
華蔵寺(松江市)概要: 龍翔山華蔵寺は島根県松江市枕木町に境内を構えている臨済宗南禅寺派の寺院です。華蔵寺の創建は延暦22年(808)、智元上人が開いたのが始まりと伝えられています。智元上人は隠岐から出雲に渡航中に暴風雨で遭難しそうになった際、薬師如来の加護により危機を逃れることが出来た為、霊地である枕木山に堂宇を設け薬師如来像を安置したとされます。当初は天台宗の寺院でしたが鎌倉時代末期に亀山天皇の勅願により済遍禅師が再興し禅宗に改宗しています。

室町時代に入ると天皇の勅願寺として寺運が隆盛し、最盛期には数十ヶ寺の末寺を擁する一大山岳信仰の霊場となりますが戦国時代に入ると尼子氏、毛利氏の度重なる兵火により次第に衰退していきます。慶長12年(1607)、堀尾吉晴が松江城を築城するにあたり、境内が城から見て北東に当たる為、鬼門鎮護の寺院として歴代藩主の祈願寺となります。特に松平直政が深く帰依し明暦元年(1655)には多くの堂宇を再建しています。

華蔵寺境内には松江藩主が休息や宿泊で利用した御成の間や7代藩主松平不昧が利用した茶室、直政が造営した仁王門(安置されている仁王像は運慶作と伝えられています)、鐘楼門、慶応年間(1865〜1868年)に製作された不動明王(日本最大級とされます。)などが残されています。

華蔵寺地蔵堂は松江藩のお抱え大工で名工として知られている小林如泥が手掛けたものとされる建物で、木造平屋建て、寄棟、鉄板葺き、平入、桁行3間、梁間2間、外壁は真壁造り板張り。華蔵寺鐘楼門は明暦年間(1655〜1658年)に松平直政が造営したもので入母屋、鉄板葺き、三間一戸、四脚楼門、上層部外壁は真壁造り板張り、花頭窓、四方高欄付き、中央には「毘盧華蔵」の扁額が掲げられています。御成門は切妻、銅板葺き、一間一戸、碗木門(?)。

華蔵寺が所有している寺宝の薬師如来像は平安時代に制作されたもので像高88.0cm、桧材、一木造、大変貴重な事から明治35年(1902)に国指定重要文化財に指定されています(脇侍である日光・月光菩薩像は室町時代に制作されたもので松江市指定文化財に指定されています)。出雲国神仏霊場第7番札所。山号:龍翔山。宗派:臨済宗南禅寺派。本尊:釈迦牟尼。

華蔵寺の文化財
・ 薬師如来像−平安時代−像高88.0cm、桧材、一木造−国指定重要文化財
・ 日光菩薩像−室町時代−松江市指定文化財
・ 月光菩薩像−室町時代−松江市指定文化財
・ 伽藍(地蔵堂・鐘楼門・御成門・御成りの間・茶室)−松江市指定文化財
・ 欄間−江戸時代−小林如泥作、ケヤキ材、流水に菊花−松江市指定文化財
・ 枕木山−標高456m−松江市指定名勝

【 参考:サイト 】
公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒)-龍翔山華蔵寺

華蔵寺:写真

華蔵寺
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