松江神社概要: 松江神社の創建は寛永5年(1628)、松江藩主堀尾忠晴が日光東照宮(栃木県日光市)から徳川家康の御霊を朝酌村西尾に勧請し松江東照宮を建立したのが始まりとされます。
その後、明治32年(1899)に、明治10年(1877)松江藩旧家臣達が松平直政の御霊を勧請した楽山神社と合祀し、現在である松江城二ノ丸に遷座、社号を松江神社に改めています。昭和6年(1931)に堀尾吉晴と松平治郷(不昧)の御霊を合祀し現在に至っています。
現在の松江神社本殿は寛永5年(1628)に、拝殿は寛文元年(1661)、手水舎は寛永16年(1639)に造営されたもので、本殿は三間社入母屋造、銅板葺、平入、桁行3間、梁間3間、外壁は真壁造り板張り。幣殿は両下造、銅板葺き、間口3間、奥行き2間、外壁は真壁造り板張り。
拝殿は木造平屋建て、入母屋、正面千鳥破風、銅板葺き、平入、桁行6間、梁間2間、正面1間軒唐破風向拝付き、外壁は真壁造り板張り。松江神社社殿は本殿、幣殿、拝殿が一体となる権現造りになっています。
松江神社の社宝は多く板絵三十六歌仙図額(36面:伝松平直政が松江東照宮に寄進)が平成9年(1997)、松平直政公初陣胴丸(附:真田軍扇:伝大坂の陣の折、真田幸村が松平直政に授けた。)と蒔絵手箱(勝軍木庵作)、歌合カルタ(彡楽院筆)が昭和40年(1965)に松江市指定文化財に指定されています。祭神:松平直政公。合祀神:徳川家康公。配祀神:松平治郷公、堀尾吉晴公。
松江神社:上空画像
|